XMのビットコインスプレッドを徹底解説！他社との比較と賢い取引方法

XMTrading（エックスエム）でビットコイン取引を検討する際、最も気になるのがスプレッドの広さではないでしょうか。取引コストに直結するスプレッドは、利益を左右する重要な要素です。本記事では、XMのビットコインスプレッドの最新情報、他社との比較、そして賢い活用方法まで、トレーダー目線で徹底的に解説します。

XMのビットコインスプレッドの基本知識

ビットコイン取引を始める前に、スプレッドの基本的な仕組みと、XMの仮想通貨取引の特徴を理解しておくことが重要です。ここでは、スプレッドが取引コストにどのように影響するのか、XMのビットコイン取引の特徴について詳しく解説します。

スプレッドとは何か

スプレッドとは、売値（Bid）と買値（Ask）の差額のことを指します。FX取引や仮想通貨CFD取引において、この差額が実質的な取引コストとなります。例えば、ビットコインの買値が10,000,000円で売値が9,998,000円の場合、スプレッドは2,000円となります。

スプレッドが狭いほど取引コストが低く、特にスキャルピングやデイトレードなど短期取引を行うトレーダーにとっては、スプレッドの狭さが利益に大きく影響します。一方、長期保有を前提としたスイングトレードでは、スプレッドの影響は相対的に小さくなります。

XMのビットコイン取引の特徴

XMでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨CFD取引を提供しています。仮想通貨CFDとは、実際に仮想通貨を保有するのではなく、価格変動を利用した差金決済取引のことです。この取引方法には以下の特徴があります。

XMの仮想通貨取引は、MT4（MetaTrader4）とMT5（MetaTrader5）の両方のプラットフォームで可能です。レバレッジを活用することで、少額の証拠金から大きな取引が可能となります。

取り扱い銘柄は全58種類と豊富で、BTCUSD（ビットコイン／米ドル）を中心に、イーサリアム、リップル、ライトコインなど主要な仮想通貨ペアを取引できます。ただし、MT4では28銘柄のみの取り扱いとなるため、全銘柄を取引したい場合はMT5の利用が必要です。BTCJPYなど日本円建ての銘柄も用意されており、日本人トレーダーにとって使いやすい環境が整っています。

スプレッドが取引に与える影響

スプレッドの広さは、取引スタイルによって影響度が大きく異なります。以下の表で、取引スタイル別の影響度を確認してみましょう。

取引スタイル	保有期間	スプレッドの影響度	重要度
スキャルピング	数秒〜数分	非常に大きい	★★★★★
デイトレード	数時間〜1日	大きい	★★★★☆
スイングトレード	数日〜数週間	中程度	★★★☆☆
長期保有	数ヶ月以上	小さい	★★☆☆☆

スキャルピングのように短時間で複数回取引を繰り返す場合、1回あたりのスプレッドコストは小さくても、累積すると大きな金額になります。一方、長期保有の場合は、スプレッドは最初の1回だけなので、価格変動による利益と比較すると影響は限定的です。

XMのビットコインスプレッド最新情報

XMのビットコインスプレッドは2024年後半に大きく改善されました。以前は「スプレッドが広い」という指摘があったXMですが、最新のスプレッド縮小により競争力のある水準になっています。ここでは、最新のスプレッド水準とその変動要因について詳しく見ていきましょう。

2024年後半のスプレッド大幅縮小

XMTradingは2024年10月から11月にかけて仮想通貨のスプレッド縮小を発表しました。この変更により、ビットコインを含む仮想通貨全体のスプレッドが大幅に改善され、取引コストが削減されています。

以前のXMは、豊富なボーナスや高い信頼性で人気がある一方で、仮想通貨のスプレッドが広いという指摘がありました。しかし、今回のスプレッド縮小により、この弱点が大きく改善されたと言えます。

具体的には、スタンダード口座で1ロットあたり約13〜14ドル、KIWAMI極口座でも同程度のスプレッド縮小が実現されています。特にBTCUSD（ビットコイン／米ドル）では、従来よりも狭いスプレッドで取引できるようになりました。

現在のスプレッド水準

XMの口座タイプによってスプレッドが異なります。現在の主要口座タイプでのビットコインスプレッドは以下の通りです（2025年の最新実測値に基づく）。

主要口座タイプのBTCUSDスプレッド比較表

口座タイプ	平均スプレッド	取引手数料	実質コスト
スタンダード口座	約60〜70ドル	無料	約60〜70ドル
KIWAMI極口座	約30〜50ドル	無料	約30〜50ドル
マイクロ口座	約60〜70ドル	無料	約60〜70ドル
ゼロ口座	取引不可	–	–

注意点として、ゼロ口座では仮想通貨取引ができません。ゼロ口座はFX通貨ペアの低スプレッド取引に特化した口座タイプのため、ビットコインを含む仮想通貨CFDは取引対象外となっています。

スプレッドの変動要因

ビットコインのスプレッドは固定ではなく、市場環境によって変動します。主な変動要因は以下の通りです。

市場の流動性が最も大きな要因となります。取引量が多い時間帯はスプレッドが狭くなり、逆に取引が少ない時間帯は広がる傾向があります。

重要な経済指標の発表時や、大きな経済イベント発生時にもスプレッドは拡大します。特に米国の雇用統計や金融政策発表、大手金融機関による仮想通貨関連の発表などは、価格の急変動を引き起こしやすく、その際にスプレッドも広がります。

市場のボラティリティ（価格変動の激しさ）も重要な要因です。ビットコイン価格が急騰・急落している局面では、ブローカーがリスクをヘッジするためにスプレッドを拡大させることがあります。これは正常な市場メカニズムであり、XMに限らずすべての業者で発生する現象です。

他社とのビットコインスプレッド比較

XMのビットコインスプレッドが実際にどの程度の水準にあるのか、他の人気海外FX業者と比較してみましょう。スプレッドの数値だけでなく、レバレッジやボーナスなど総合的な取引環境も含めて評価することが重要です。

主要海外FX業者とのスプレッド比較

XMのビットコインスプレッドを、他の人気海外FX業者と比較してみましょう。以下は2025年時点の主要業者のBTCUSDスプレッドです。

海外FX業者別ビットコインスプレッド比較表

業者名	スプレッド（BTCUSD）	最大レバレッジ	ボーナス	取引手数料
XM（スタンダード）	約60〜70ドル	500倍	あり	無料
XM（KIWAMI極）	約30〜50ドル	500倍	限定的	無料
Exness	約20〜30ドル	500倍	なし	無料
FXGT	約30ドル	500倍	あり	無料
BigBoss	約45ドル	250倍	あり	無料

この比較表から分かるように、XMのスプレッドは業界最狭水準ではありませんが、KIWAMI極口座では中程度の水準に位置しています。特にKIWAMI極口座を選択すれば、競争力のあるスプレッドで取引が可能です。

スプレッドだけでは判断できない理由

重要なのは、スプレッドの狭さだけで業者を選ぶべきではないという点です。総合的な取引環境を考慮する必要があります。

XMの最大の強みは、豊富なボーナスキャンペーンです。新規口座開設ボーナス、入金ボーナス、ロイヤルティプログラムなど、実質的に取引資金を増やせる仕組みが充実しています。これらのボーナスを活用すれば、スプレッドの広さをカバーして余りある利益が期待できます。

安全性と信頼性も重要な判断基準です。XMは世界中で1,000万口座以上が開設されており、複数の金融ライセンスを保有しています。日本人トレーダーに対しても長年にわたって安定したサービスを提供しており、出金トラブルなどのリスクが極めて低い業者です。

日本語サポートの充実度も見逃せません。XMは平日24時間体制で日本語サポートを提供しており、メール・ライブチャット・電話での問い合わせが可能です。トラブル発生時の対応力や、初心者でも安心して利用できる環境は、スプレッド以上に重要な要素となります。

口座タイプ別ビットコインスプレッド詳細比較

XMには複数の口座タイプがあり、それぞれビットコインのスプレッドや取引条件が異なります。ここでは、各口座タイプの詳細な取引条件と、どのような取引スタイルに適しているのかを解説します。自分の取引スタイルに最適な口座を選ぶ参考にしてください。

スタンダード口座のビットコインスプレッド

スタンダード口座は、XMで最も多くのトレーダーが利用する標準的な口座タイプです。

スタンダード口座のビットコイン取引条件

項目	内容
BTCUSD スプレッド	約60〜70ドル
BTCJPY スプレッド	約15,000〜16,000円
最大レバレッジ	500倍
最小ロット	0.01ロット
最大ロット	制限あり
XMポイント付与	あり
ボーナス対応	全種類利用可能

スタンダード口座の最大のメリットは、すべてのボーナスが利用できることです。新規口座開設ボーナス13,000円、入金ボーナス最大50万円、そしてXMポイントプログラムすべてが適用されます。これにより、自己資金以上の取引が可能となり、リスクを抑えながら大きなポジションを持つことができます。

ただし、ビットコインを含む仮想通貨CFD取引ではXMポイントは付与されません。XMポイントはFX通貨ペアの取引のみが対象です。とはいえ、入金ボーナスは仮想通貨取引にも利用できるため、ボーナスの恩恵でスプレッドコストをある程度相殺する効果があります。

KIWAMI極口座のビットコインスプレッド

KIWAMI極口座は2022年に新設された口座タイプで、スプレッドの狭さを重視した設計となっています。

KIWAMI極口座のビットコイン取引条件

項目	内容
BTCUSD スプレッド	約30〜50ドル
BTCJPY スプレッド	約6,500〜11,000円
最大レバレッジ	500倍
最小ロット	0.01ロット
スワップポイント	発生する（ビットコインは対象外）
XMポイント付与	なし
ボーナス対応	口座開設ボーナスのみ

KIWAMI極口座の最大の特徴は、XMの中で最も狭いスプレッドでビットコイン取引ができることです。スタンダード口座と比較して約40〜50%のスプレッド縮小が実現されています。

ただし、注意点もあります。KIWAMI極口座では入金ボーナスとXMポイントプログラムが適用されません。口座開設ボーナスの13,000円のみ利用可能です。そのため、ボーナスよりもスプレッドの狭さを重視するトレーダーに適した口座タイプと言えます。

重要な注意事項： KIWAMI極口座は、メジャー通貨ペアと貴金属（ゴールド・シルバー）ではスワップフリーですが、ビットコインを含む仮想通貨はスワップフリーの対象外です。仮想通貨CFD取引ではポジションを翌日に持ち越すとマイナススワップポイント（金利）が発生します。長期保有を検討している場合は、このスワップコストも考慮に入れる必要があります。

マイクロ口座のビットコインスプレッド

マイクロ口座は、少額から取引を始めたい初心者向けの口座タイプです。

マイクロ口座のビットコイン取引条件

項目	内容
BTCUSD スプレッド	約60〜70ドル
最大レバレッジ	500倍
最小ロット	0.01ロット（MT4）/ 0.1ロット（MT5）
ロットサイズ	1ロット=1,000通貨
XMポイント付与	あり
ボーナス対応	全種類利用可能

マイクロ口座のスプレッドはスタンダード口座と同じですが、ロットサイズが異なります。スタンダード口座の1ロット=100,000通貨に対し、マイクロ口座は1ロット=1,000通貨となっています。

この特徴により、より細かいポジションサイズ調整が可能となり、リスク管理がしやすくなります。特にビットコインのような値動きが激しい銘柄では、細かくポジションサイズを調整できることが大きなアドバンテージとなります。

初心者トレーダーや、少額から堅実に資金を増やしていきたいトレーダーにとって、マイクロ口座は理想的な選択肢です。ボーナスもフル活用できるため、実質的なコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

口座タイプ選びのポイント

3つの口座タイプのうち、どれを選ぶべきかは、あなたの取引スタイルと資金状況によって変わります。

口座タイプ別おすすめトレーダー

口座タイプ	おすすめのトレーダー	取引スタイル
スタンダード	ボーナス重視・中長期保有	デイトレード・スイング
KIWAMI極	スプレッド重視・短期売買	スキャルピング・デイトレード
マイクロ	少額取引・初心者	練習・リスク管理重視

複数の口座を開設して使い分けることも可能です。例えば、ボーナスを活用した中長期保有はスタンダード口座、短期売買はKIWAMI極口座というように、戦略に応じて最適な口座を使い分けることで、トータルでの取引効率を最大化できます。

XMでビットコイン取引をするメリット

スプレッドだけで業者を選ぶべきではありません。XMには、スプレッド以上に魅力的な特徴が数多くあります。ここでは、XMでビットコイン取引を行う具体的なメリットについて詳しく解説します。

ボーナスを活用した資金効率の向上

XMの最大の魅力は、業界トップクラスのボーナスプログラムです。これらを効果的に活用することで、スプレッドの広さを補って余りある利益が期待できます。

新規口座開設ボーナスとして、取引に使える13,000円分のクレジットが無条件でもらえます。このボーナスは入金不要で受け取れるため、完全にリスクゼロでビットコイン取引を体験できます。まずはこのボーナスを使って、XMの取引環境を試してみることをおすすめします。

入金ボーナスは段階式で提供されます。初回入金から500ドル相当（約7万円）までは100%ボーナス、それ以降は入金額の20%が上限10,500ドル相当（約150万円）まで付与されます。例えば10万円を入金した場合、7万円分の100%ボーナス（7万円）と、残り3万円分の20%ボーナス（6,000円）で、合計7万6,000円のボーナスクレジットを受け取れます。これにより、実質17万6,000円分の取引が可能となります。

ロイヤルティプログラム（XMポイント）は、FX取引するたびに自動的にポイントが貯まる仕組みです。会員ステータスによってポイント還元率が変わり、最高ランクのEliteステータスでは1ロットあたり20XMPが付与されます。貯まったポイントは現金やボーナスに交換でき、長期的な取引コストの削減に大きく貢献します。ただし、仮想通貨CFD取引ではXMポイントは付与されない点にご注意ください。

高い安全性と信頼性

仮想通貨取引では、業者の信頼性が極めて重要です。価格変動が激しい市場だけに、業者選びを間違えると大きなリスクを抱えることになります。

XMは2009年から運営を続けている老舗海外FX業者で、世界中で1,000万口座以上が開設されています。セーシェル金融サービス庁（FSA）のライセンスを保有し、厳格な規制のもとで運営されています。日本人向けサービスも10年以上の実績があり、出金拒否などのトラブルはほとんど報告されていません。

ゼロカットシステムの導入も大きな安心材料です。急激な価格変動によって口座残高がマイナスになっても、追証（追加証拠金）の請求はありません。損失は入金額までに限定され、借金を抱えるリスクがゼロです。

顧客資金の分離管理も徹底されています。顧客から預かった資金は、XMの運営資金とは完全に分けて管理されており、万が一XMが経営破綻した場合でも、顧客資金は保護される仕組みになっています。

24時間365日取引可能な柔軟性

FX取引は基本的に平日のみですが、ビットコインを含む仮想通貨CFDは原則24時間365日取引できます。ただし、サーバー時間の土曜日10:05〜10:35（日本時間：夏時間16:05〜16:35、冬時間17:05〜17:35）の約30分間はメンテナンスのため取引が停止されます。

週末に発生した市場の急変動にも即座に対応でき、サラリーマンや主婦など平日の日中に時間が取れない方にとっても、自分のライフスタイルに合わせた取引が可能です。

最大500倍のハイレバレッジ取引

XMのビットコイン取引では、最大500倍のレバレッジが利用できます。これは国内業者では実現できない高倍率で、少額の資金でも大きなポジションを持つことができます。

ただし、レバレッジが高いということは、利益も損失も大きくなるということです。リスク管理を徹底し、無理のない範囲でレバレッジを活用することが重要です。具体的なレバレッジの計算方法と必要証拠金については、後述の「レバレッジと証拠金の仕組み」セクションで詳しく解説します。

FX取引と同じ証拠金で取引可能

XMでは、FX取引とビットコイン取引で証拠金が共通です。つまり、一つの口座で両方を取引でき、証拠金を別々に用意する必要がありません。

FXでメインに取引しながら、チャンスがあればビットコインにも資金を振り向けるといった柔軟な資金運用が可能です。また、為替市場が休場の週末に、同じ資金を使ってビットコイン取引を行うこともできます。

この資金効率の良さは、複数の市場で取引機会を探すトレーダーにとって、大きなメリットとなります。

XMのビットコイン取引のデメリットと注意点

XMにはメリットが多い一方で、いくつか注意すべき点もあります。取引を始める前に、これらのデメリットを正しく理解し、対策を考えておくことが重要です。

スプレッドの広さ

前述の通り、XMのビットコインスプレッドは業界最狭水準ではありません。特にスキャルピング中心のトレーダーにとっては、スプレッドの広さが利益を圧迫する可能性があります。

ExnessやFXGTなど、スプレッドに特化した業者と比較すると、BTCUSDで30〜40ドル程度の差があります。1日に10回取引する場合、この差額が300〜400ドルのコスト差となり、月間では数千ドルの違いになる可能性があります。

ただし、この弱点はボーナスやXMポイントである程度カバーできます。特に資金が少ないうちは、ボーナスによる資金増加効果が、スプレッドの広さを上回るメリットをもたらすケースが多いです。

ロット数に応じたレバレッジ制限

XMのビットコイン取引では、ポジション量に応じて段階的にレバレッジが制限される「段階式証拠金率」が適用されます。

大きなポジションを保有するほどレバレッジが下がり、必要証拠金が増加します。具体的な段階は銘柄によって異なりますが、ビットコインの場合、一定のロット数を超えると最大レバレッジが500倍から順次引き下げられます。

大口トレーダーの場合、この制限により想定以上の証拠金が必要となる可能性があります。取引前に、XM公式サイトで最新の段階式証拠金率を確認しておくことをおすすめします。

スワップコストの発生

ビットコインを含む仮想通貨CFD取引では、ポジションを翌日に持ち越すとスワップポイント（金利調整額）が発生します。KIWAMI極口座でも、ビットコインはスワップフリー対象外のため、マイナススワップが発生します。

長期保有を前提とした取引では、このスワップコストが累積して大きな負担となる可能性があります。数日から数週間のスイングトレードを行う場合は、スワップコストも含めた総合的な取引計画を立てることが重要です。

XMのビットコイン取引のレバレッジと証拠金の仕組み

ビットコイン取引で利益を最大化するには、レバレッジと証拠金の仕組みを正しく理解することが不可欠です。ここでは、XMのレバレッジ設定、必要証拠金の計算方法、そして安全な取引のための証拠金管理について詳しく解説します。

ビットコイン取引のレバレッジ

XMのビットコイン取引では、最大500倍のレバレッジが利用できます。レバレッジとは、少ない証拠金で大きな取引を行える仕組みのことです。

例えば、1BTC=10,000,000円のとき、通常なら1BTCを取引するには1,000万円が必要です。しかし、500倍のレバレッジを使えば、わずか20,000円の証拠金で1BTCの取引が可能となります。

計算式は以下の通りです：

必要証拠金 = 取引額 ÷ レバレッジ倍率
10,000,000円 ÷ 500 = 20,000円

この資金効率の良さが、海外FXの最大の魅力です。少額の資金からでも本格的なビットコイン取引を始めることができます。

必要証拠金の計算方法

ビットコイン取引を始める前に、必要証拠金を正確に把握しておくことが重要です。

必要証拠金の計算式

必要証拠金 = ロット数 × コントラクトサイズ × 現在価格 × 証拠金率

例えば、BTCUSD が 100,000ドルのとき、0.1ロットを取引する場合：

必要証拠金 = 0.1 × 1 × 100,000ドル × 0.002（500倍レバレッジの証拠金率）
         = 20ドル（約3,000円）

このように、わずか3,000円程度の証拠金で10,000ドル相当のビットコイン取引が可能となります。

証拠金維持率とロスカット水準

証拠金維持率は、現在の有効証拠金が必要証拠金の何%あるかを示す指標です。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率（%）= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

XMでは、証拠金維持率が20%を下回ると強制ロスカットが執行されます。つまり、保有しているポジションが自動的に決済され、これ以上の損失拡大を防ぐ仕組みです。

証拠金維持率レベルとリスク管理

証拠金維持率	状態	対応
200%以上	安全	通常取引可能
100〜200%	注意	追加証拠金の準備を検討
50〜100%	警戒	ポジション縮小を検討
20〜50%	危険	マージンコール発生
20%未満	ロスカット	強制決済

安全な取引を行うためには、証拠金維持率を常に200%以上に保つことが推奨されます。市場の急変動があっても、十分な余裕を持って対応できます。

段階式レバレッジの実践的影響

XMのビットコイン取引では、保有ポジション量に応じてレバレッジが段階的に制限されます。

この制限により、大きなポジションを保有する場合は、想定以上の証拠金が必要となる可能性があります。特に、複数のポジションを同時に保有する場合や、大口取引を行う場合は、段階式レバレッジの影響を十分に理解しておく必要があります。

具体的な段階とレバレッジ制限の詳細は、XM公式サイトの取引条件ページで確認できます。最新の情報は必ず会員ページから確認するようにしてください。

XMのビットコイン取引のおすすめ取引戦略

ビットコイン取引では、自分の取引スタイルに合った戦略を選ぶことが成功の鍵となります。ここでは、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードという3つの主要な取引スタイル別に、XMでの最適な取引設定と戦略を紹介します。

スキャルピング戦略

スキャルピングは、数秒から数分の短時間で小さな利益を積み重ねる取引手法です。ビットコインの高いボラティリティは、スキャルピングに適した環境を提供します。

XMでスキャルピングを行う場合は、KIWAMI極口座の利用が最適です。約30〜50ドルのスプレッドは、スキャルピングにとって重要なコスト要因となります。

推奨設定：

• 口座タイプ：KIWAMI極口座
• レバレッジ：100〜200倍（リスク管理重視）
• ロットサイズ：0.01〜0.1ロット
• 利確目標：50〜100ドル程度の値幅
• 損切り設定：30〜50ドル程度

スキャルピングでは、スプレッド分を超える利益を確実に取ることが重要です。エントリーポイントの精度を高め、無駄な取引を避けることで、スプレッドコストの影響を最小化できます。

デイトレード戦略

デイトレードは、1日の中で取引を完結させる手法です。ビットコインの日中の値動きを利用して利益を狙います。

デイトレードでは、スプレッドの影響は相対的に小さくなるため、スタンダード口座でも十分に対応可能です。ボーナスを活用することで、実質的な取引コストをさらに削減できます。

推奨設定：

• 口座タイプ：スタンダード口座またはKIWAMI極口座
• レバレッジ：50〜100倍
• ロットサイズ：0.1〜0.5ロット
• 利確目標：200〜500ドル程度の値幅
• 損切り設定：100〜200ドル程度

デイトレードでは、市場のトレンドを見極めることが重要です。主要な経済指標の発表時間や、機関投資家の動きを意識しながら、優位性の高いタイミングでエントリーすることを心がけましょう。

スイングトレード戦略

スイングトレードは、数日から数週間のスパンでポジションを保有する手法です。大きなトレンドを捉えることで、スプレッドコストの影響を最小化できます。

ただし、ビットコインではスワップポイントが発生するため、長期保有時のコストも考慮する必要があります。

推奨設定：

• 口座タイプ：スタンダード口座（ボーナス活用）
• レバレッジ：20〜50倍（リスク分散重視）
• ロットサイズ：0.05〜0.2ロット
• 利確目標：1,000〜3,000ドル程度の値幅
• 損切り設定：300〜500ドル程度

スイングトレードでは、週足や日足のチャートを重視し、大きなトレンドの方向性を見極めることが成功の鍵となります。短期的な価格変動に惑わされず、計画通りにポジションを保有する忍耐力も必要です。

ボーナスを活用した資金管理術

XMのボーナスを効果的に活用することで、リスクを抑えながら大きなポジションを持つことができます。

段階的な資金投入戦略

1. 口座開設ボーナス13,000円で練習（リスクゼロ）
2. 初回入金5万円で5万円のボーナス獲得（実質10万円）
3. ボーナス資金でポジションサイズを大きく設定
4. 利益が出たら元本を別口座に移動（リスクヘッジ）
5. ボーナス分はチャレンジングな取引に活用

この戦略により、自己資金のリスクを最小化しながら、ボーナス分で積極的な取引を行うことができます。特に初心者のうちは、ボーナスを「練習資金」として活用することで、心理的なプレッシャーを軽減できます。

XMのビットコイン取引の始め方

XMでビットコイン取引を始める手順は非常にシンプルです。ここでは、口座開設からMT4/MT5のダウンロード、実際の取引開始までの流れを、初心者にも分かりやすく解説します。

口座開設の手順

XMでビットコイン取引を始めるには、まずリアル口座を開設する必要があります。手順は非常にシンプルで、最短3分程度で完了します。

ステップ1：個人情報の登録

XM公式サイトの「口座開設」ボタンをクリックし、基本情報を入力します。氏名、メールアドレス、居住国、電話番号などを入力し、口座タイプを選択します。

初めての方は、まずスタンダード口座を選択することをおすすめします。後から追加で別の口座タイプも開設できます。

ステップ2：詳細情報の入力

住所、生年月日、投資額などの詳細情報を入力します。入力内容は後で提出する本人確認書類と一致している必要があるため、正確に入力してください。

ステップ3：本人確認書類の提出

身分証明書（運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど）と住所確認書類（公共料金請求書、銀行明細書など）をアップロードします。

スマートフォンで撮影した写真でも問題ありません。書類が鮮明に写っていることを確認してから提出してください。

ステップ4：口座の有効化

書類の審査は通常1営業日以内に完了します。審査が完了すると、メールで通知が届き、口座が有効化されます。

有効化されると同時に、口座開設ボーナス13,000円が自動的に付与されます。入金不要ですぐに取引を開始できます。

MT4/MT5のダウンロードとログイン

XMの取引は、MT4またはMT5という取引プラットフォームを使って行います。

MT4/MT5の選び方

• MT4：自動売買（EA）を使いたい方向け
• MT5：最新機能を使いたい方、全銘柄を取引したい方向け

ビットコイン取引の場合、MT4では28銘柄、MT5では58銘柄すべてが取引可能です。多くの銘柄を取引したい場合はMT5を選択することをおすすめします。

ダウンロード手順

1. XM会員ページにログイン
2. 「プラットフォーム」メニューから希望のバージョンを選択
3. お使いのデバイス（Windows、Mac、スマートフォン）に合わせてダウンロード
4. インストーラーを実行してインストール完了

ログイン手順

1. MT4/MT5を起動
2. 「ファイル」→「取引口座にログイン」を選択
3. ログインID、パスワード、サーバー名を入力
4. ログイン完了後、チャート画面が表示されます

ビットコインの取引開始

MT4/MT5にログインしたら、ビットコインのチャートを表示させて取引を開始できます。

ビットコインの表示方法

1. 「気配値表示」ウィンドウを開く
2. 右クリック→「すべて表示」を選択
3. 「Cryptocurrencies」フォルダを展開
4. BTCUSDまたはBTCJPYをダブルクリック
5. チャートウィンドウが開きます

注文方法

新規注文は以下の手順で行います：

1. チャート上で右クリック→「注文発注」を選択
2. 通貨ペアでBTCUSDまたはBTCJPYを選択
3. 数量（ロット数）を入力
4. 注文タイプ（成行注文または指値注文）を選択
5. 必要に応じて損切り・利確レベルを設定
6. 「売り」または「買い」ボタンをクリック

成行注文の場合、注文は即座に執行されます。指値注文の場合、指定した価格に到達したときに自動的に注文が執行されます。

XMのビットコイン取引でよくある質問

XMのビットコイン取引について、トレーダーからよく寄せられる質問をまとめました。実際に取引を始める前に、これらの疑問点をクリアにしておきましょう。

Q1: XMのビットコインスプレッドは他社と比べて広いですか？

XMのビットコインスプレッドは、業界最狭水準ではありません。KIWAMI極口座で約30〜50ドル、スタンダード口座で約60〜70ドルとなっており、Exnessなど最狭クラスの業者と比較するとやや広めです。

ただし、XMの強みはスプレッドの狭さだけではありません。豊富なボーナス、高い安全性、充実した日本語サポートなど、総合的な取引環境の優秀さを考慮すると、多くのトレーダーにとって魅力的な選択肢となります。

Q2: ビットコイン取引にボーナスは使えますか？

はい、XMのボーナスはビットコイン取引にも利用できます。口座開設ボーナス13,000円、入金ボーナスともに仮想通貨CFD取引で活用可能です。

ただし、XMポイントプログラムは仮想通貨取引では付与されません。XMポイントはFX通貨ペアの取引のみが対象です。

Q3: レバレッジは最大何倍まで使えますか？

ビットコイン取引では最大500倍のレバレッジが利用可能です。ただし、保有ポジション量に応じて段階的にレバレッジが制限される「段階式証拠金率」が適用されます。

初心者の方は、まず低いレバレッジ（50〜100倍程度）から始めることをおすすめします。慣れてきたら、徐々にレバレッジを上げていく方が安全です。

Q4: スタンダード口座とKIWAMI極口座、どちらがおすすめですか？

取引スタイルによって異なります。

スタンダード口座がおすすめな人：

• ボーナスを最大限活用したい
• 初めてXMを利用する
• デイトレード・スイングトレードがメイン

KIWAMI極口座がおすすめな人：

• スプレッドを最小限に抑えたい
• スキャルピングがメイン
• ボーナスよりもコスト重視

最初はスタンダード口座で始めて、慣れてきたらKIWAMI極口座を追加開設するのも良い戦略です。

Q5: 必要な最低入金額はいくらですか？

XMでは最低入金額の制限はありません。ただし、実際の取引を行うには、少なくとも数千円程度の証拠金が必要です。

口座開設ボーナス13,000円を使えば、入金なしでも取引を始められます。まずはこのボーナスで取引環境を試してみることをおすすめします。

Q6: ゼロ口座でビットコイン取引はできますか？

いいえ、ゼロ口座では仮想通貨CFD取引ができません。ゼロ口座はFX通貨ペアの取引に特化した口座タイプです。

ビットコイン取引を行いたい場合は、スタンダード口座、KIWAMI極口座、またはマイクロ口座のいずれかを選択してください。複数の口座タイプを開設して使い分けることも可能です。

Q7: 週末もビットコイン取引はできますか？

はい、XMのビットコイン取引は原則24時間365日可能です。土日祝日も含めて、いつでも取引できます。

ただし、サーバー時間の土曜日10:05〜10:35（日本時間：夏時間16:05〜16:35、冬時間17:05〜17:35）の約30分間はメンテナンスのため取引が停止されます。この点にはご注意ください。

FX市場が休場となる週末でも、ビットコイン市場は動いています。週末の取引機会を活かせることは、XMで仮想通貨CFDを取引する大きなメリットの一つです。

Q8: スプレッド以外に取引手数料はかかりますか？

XMの仮想通貨CFD取引では、スプレッド以外の取引手数料は無料です。スプレッドがそのまま取引コストとなります。

ただし、ポジションを翌日に持ち越す場合、スワップポイント（金利調整額）が発生します。KIWAMI極口座でも、ビットコインを含む仮想通貨はスワップフリー対象外のため、マイナススワップが発生します。長期保有を考えている場合は、スワップコストも考慮に入れる必要があります。

まとめ

XMのビットコインスプレッドについて、最新情報から実践的な活用方法まで詳しく解説してきました。重要なポイントをもう一度確認しましょう。

XMは2024年10月から11月にかけてビットコインを含む仮想通貨のスプレッドを大幅に縮小し、以前よりも競争力のある取引環境を実現しています。特にKIWAMI極口座では約30〜50ドルという狭いスプレッドで取引でき、スプレッド重視のトレーダーに適しています。

スプレッドの数値だけを見れば、ExnessやFXGTなど一部の業者の方が狭い場合があります。しかし、XMの最大の強みは、豊富なボーナス、高い安全性、充実した日本語サポート、ゼロカットシステムなど、総合的な取引環境の優秀さにあります。

口座開設ボーナス13,000円と入金ボーナス（500ドル相当まで100%、その後上限まで20%）を活用すれば、スプレッドの広さを十分にカバーできます。特に資金が少ない初心者のうちは、ボーナスによる資金増加効果が、スプレッドコストを上回るメリットをもたらします。

取引スタイルによっても最適な選択は変わります。スキャルピング中心ならKIWAMI極口座、ボーナス重視ならスタンダード口座、少額練習ならマイクロ口座と、自分の目的に合わせて選択しましょう。複数の口座を開設して使い分けることも有効な戦略です。

ただし、KIWAMI極口座でビットコインを取引する際の重要な注意点として、ビットコインを含む仮想通貨はスワップフリーの対象外です。KIWAMI極口座のスワップフリーは、メジャー通貨ペアと貴金属（ゴールド・シルバー）のみが対象となります。長期保有を検討している場合は、マイナススワップが発生することも考慮に入れる必要があります。

ビットコイン取引では、スプレッド以上に重要なのがリスク管理です。高レバレッジは大きな利益をもたらす可能性がある一方、損失も同様に拡大します。適切なレバレッジ設定、必ずストップロスを設定すること、証拠金維持率を200%以上に保つことなど、基本的なリスク管理を徹底しましょう。

XMのゼロカットシステムにより、どれだけ相場が急変しても借金を抱えるリスクはありません。入金額以上の損失は発生しないため、安心してビットコイン取引にチャレンジできます。この安全性の高さは、国内業者にはない大きなメリットです。

原則24時間365日取引できることも見逃せないポイントです。FX市場が休場の週末でも、ビットコイン市場は動いています。自分のライフスタイルに合わせて、いつでも取引チャンスを活かせることは、忙しい現代人にとって大きなアドバンテージとなります。

最後に、XMでビットコイン取引を始める手順は非常に簡単です。オンラインで口座開設を完了させ、本人確認書類を提出すれば、最短即日で取引を開始できます。まずは口座開設ボーナス13,000円を使って、リスクゼロでXMの取引環境を体験してみることをおすすめします。