
XMでゴールド取引したいんだけど、スプレッドってどのくらいなの?

口座タイプによって大きく違うんだよ。KIWAMI極口座なら1.5pips程度、スタンダード口座だと3.0pips前後が平均的なスプレッドだね。これから詳しく説明していくから、自分に合った口座選びの参考にしてね
XMTradingでゴールド取引を始めたいけれど、スプレッドが気になる方も多いのではないでしょうか。ゴールド(XAUUSD)は値動きが大きく利益チャンスが豊富な銘柄ですが、取引コストを正確に把握しないと思わぬ損失につながります。
この記事では、XMのゴールドスプレッドを口座タイプ別に詳しく解説し、実際の取引コストや他社との比較、コスト削減の具体的な方法まで網羅的にお伝えします。
XMゴールドのスプレッド – 口座タイプ別の平均データ

XMTradingでは、選択する口座タイプによってゴールドのスプレッドが大きく異なります。取引スタイルや資金量に応じて最適な口座を選ぶことが、収益性を高める第一歩となります。
各口座タイプの平均スプレッド比較表
XMで提供される4つの口座タイプにおけるゴールドの平均スプレッドは以下の通りです。
| 口座タイプ | 平均スプレッド | 取引手数料 | 実質コスト |
|---|---|---|---|
| スタンダード口座 | 3.0pips | なし | 3.0pips |
| マイクロ口座 | 3.0pips | なし | 3.0pips |
| KIWAMI極口座 | 1.5pips | なし | 1.5pips |
| ゼロ口座 | 2.0pips | 往復10ドル/ロット※ | 約3.0pips |
※ゼロ口座のゴールド手数料は1ロットあたり往復10ドル(片道5ドル)で固定です。1ロット=100オンスの場合、約1.0pips相当となります。
KIWAMI極口座のスプレッドが最も狭く、取引コストを重視するトレーダーに最適です。ゼロ口座は別途取引手数料が発生するため、実質コストではKIWAMI極口座と大差ありません。
スタンダード口座・マイクロ口座のスプレッド特性
スタンダード口座とマイクロ口座は、ゴールドのスプレッドが同一水準で設定されています。平均3.0pipsという数値は、海外FX業者の中では標準的な範囲です。
これらの口座の最大の魅力は、入金ボーナスやXMポイントといった特典が充実している点にあります。ボーナスを活用すれば、多少スプレッドが広くても実質的な取引コストを抑えられる可能性があります。
マイクロ口座は1ロット=1オンスと、スタンダード口座の100分の1のサイズで取引できるため、少額資金でゴールド取引を始めたい初心者に向いています。
KIWAMI極口座の低スプレッドメリット
KIWAMI極口座は2022年に新設された口座タイプで、ゴールドの平均スプレッドが1.5pipsと業界最狭水準を実現しています。この口座の特徴は、スプレッドの狭さだけでなく、主要通貨ペアやゴールドでスワップフリーが適用される点です。
スワップフリーとは、ポジションを翌日に持ち越してもスワップポイントが発生しない仕組みです。ゴールドのスワップポイントはマイナスに設定されることが多いため、中長期保有を考えるトレーダーにとって大きなコストメリットとなります。
ただし、KIWAMI極口座では入金ボーナスが対象外となる点に注意が必要です。ボーナスよりもスプレッドの狭さを優先したい経験豊富なトレーダー向けの口座設計といえます。
ゼロ口座の取引手数料込みコスト
ゼロ口座は、スプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生する仕組みです。ゴールドの場合、平均スプレッドは2.0pips程度ですが、1ロットあたり往復10ドル(片道5ドル)の固定手数料がかかります。
ゼロ口座のゴールド手数料の仕組み
- FX通貨ペア:1ロットあたり往復10ドル(片道5ドル)
- ゴールド:1ロットあたり往復10ドル(片道5ドル)
- 例:1ロット=100オンスの場合、10ドル=約1.0pips相当
1ロット=100オンスのゴールド取引において、手数料10ドルは約1.0pips相当に換算されます。つまり、実質的な取引コストは「2.0pips + 1.0pips = 3.0pips」となり、スタンダード口座とほぼ同等です。
通貨ペア取引では手数料を考慮してもゼロ口座が有利になるケースがありますが、ゴールド取引においてはKIWAMI極口座の方がコスト面で優れています。

口座タイプによって取引コストが大きく変わるから、自分の取引スタイルに合った口座を選ぶことが重要だよ。スキャルピングや短期トレードならKIWAMI極口座、ボーナスを活用したいならスタンダード口座がおすすめだね
XMゴールドスプレッドの変動パターンと拡大タイミング

XMのゴールドスプレッドは固定制ではなく変動制を採用しているため、市場の状況によって広がったり狭くなったりします。スプレッド変動の傾向を理解することで、不利なタイミングでのエントリーを避け、取引の優位性を高められます。
通常時と変動時のスプレッド目安
XMのゴールドスプレッドは、市場の流動性によって以下のような範囲で変動します。
KIWAMI極口座の標準的なスプレッド
- 通常時: 1.2~1.8pips
- 変動時: 2.5~4.0pips
- 急変時: 5.0pips以上
スタンダード口座の標準的なスプレッド
- 通常時: 2.5~3.5pips
- 変動時: 4.0~6.0pips
- 急変時: 8.0pips以上
通常時とは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯など、流動性が高い時間帯を指します。変動時は市場参加者が少ない早朝や、重要経済指標の発表直前などです。
市場オープン直後とクローズ前の拡大
ゴールドのスプレッドが最も広がりやすいタイミングは、週明けの市場オープン直後と、金曜日の市場クローズ直前です。
月曜日の早朝(日本時間で夏時間6時、冬時間7時頃)は、週末に溜まった注文が処理されるため、スプレッドが通常の2から3倍に拡大することがあります。金曜日のクローズ前も同様に拡大します。具体的な対策は後述の「時間帯別対策」セクションで解説します。
経済指標発表時の急激な拡大現象
米国雇用統計やFOMC政策金利発表など、重要な経済指標の発表時には、ゴールドのスプレッドが平常時の3から5倍に拡大します。発表直後は値動きも激しく、スリッページのリスクも高まります。詳細な指標リストと回避方法については、後述の「経済指標カレンダーの活用方法」で解説します。
早朝時間帯の流動性低下とスプレッド
日本時間の早朝(夏時間で5時から8時、冬時間で6時から9時頃)は、主要市場がすべてクローズしており、スプレッドが通常の1.5から2倍程度に拡大します。具体的な対策については、後述の「時間帯別対策」セクションで詳しく解説します。

スプレッドが広がる時間帯を避ければ、コストを抑えられるってこと?

その通り。特に月曜日の朝や金曜日のクローズ前、重要な経済指標の発表前後は要注意だよ。ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる日本時間の深夜が最も流動性が高くて、スプレッドも安定しているんだ
XMゴールドの実質取引コスト – 手数料込みで他社比較

スプレッドだけを見て業者を選ぶと、実際の取引コストが想定より高くなることがあります。取引手数料、スワップポイント、ボーナス特典などを総合的に評価することで、本当にお得な業者を見極められます。
XMと主要海外FX業者のスプレッド比較表
主要な海外FX業者とXMのゴールドスプレッドを比較すると、以下のようになります。
| FX業者 | 平均スプレッド | 取引手数料 | 最大レバレッジ | ボーナス |
|---|---|---|---|---|
| XM(KIWAMI極) | 1.5pips | なし | 1,000倍 | なし |
| XM(スタンダード) | 3.0pips | なし | 1,000倍 | あり |
| AXIORY | 2.8pips | なし | 1,000倍 | なし |
| TitanFX | 2.1pips | なし | 1,000倍 | なし |
| Exness | 1.8pips | なし | 無制限 | なし |
| ThreeTrader | 1.2pips | 往復4ドル | 1,000倍 | なし |
純粋なスプレッドの狭さではThreeTraderやExnessが優位ですが、XMには入金ボーナスやロイヤルティプログラムといった独自の魅力があります。
ボーナス活用時の実質コスト削減効果
XMのスタンダード口座では、最大10,500ドル(約150万円)の入金ボーナスが受け取れます。このボーナスを証拠金として活用すれば、自己資金を抑えた取引が可能になります。
例えば、10万円入金で5万円のボーナスを受け取った場合、実質的な証拠金は15万円となります。この状態で取引すると、スプレッドコストが自己資金に対して実質3分の2に圧縮される計算です。
さらに、XMポイント(XMP)プログラムでは、取引量に応じてポイントが貯まり、現金やボーナスクレジットに交換できます。1ロット取引あたり最大20XMP(約6.66ドル相当)が付与されるため、長期的に見ればスプレッドコストの一部を相殺できます。
スワップポイントを含めた総合コスト評価
ゴールドを翌日に持ち越す場合、スワップポイントも重要なコスト要素となります。
スタンダード口座とマイクロ口座では、買いポジション・売りポジションともにマイナススワップが発生します。一方、KIWAMI極口座はスワップフリーのため、保有期間に関係なくスワップコストはゼロです。
中長期保有を前提とする場合、スワップコストが実質利益に大きく影響します。1週間以上保有するスイングトレードでは、スワップフリーの恩恵が顕著になります。具体的なスワップコストの計算例は、後述の「スワップフリーの実質的なコストメリット」で詳しく解説します。
1ロット取引における実際の損益計算例
具体的な取引例で、実質コストを確認してみましょう。
条件
- 口座タイプ: KIWAMI極口座
- 取引量: 1ロット(100オンス)
- エントリー価格: 2,000ドル
- 決済価格: 2,010ドル
- 保有期間: 3日間
収益計算
- 値幅: 10ドル × 100オンス = 1,000ドルの利益
- スプレッドコスト: 1.5pips × 10ドル = 15ドル
- スワップポイント: 0ドル(スワップフリー)
- 実質利益: 1,000ドル – 15ドル = 985ドル
同じ条件でスタンダード口座を使用した場合、スプレッドコストが30ドル、マイナススワップが3日分発生するため、実質利益はさらに減少します。

スプレッドだけじゃなくて、ボーナスやスワップポイント、ロイヤルティプログラムも考慮することが大切なんだ。短期トレードならKIWAMI極口座、ボーナスを活用したい人やXMポイントを貯めたい人はスタンダード口座が向いているよ
XMゴールドのスプレッドが広がる時間帯と対策

スプレッドの拡大は避けられない現象ですが、そのパターンを理解し適切に対応すれば、不利な取引を回避できます。時間帯別の傾向を把握し、戦略的に取引することで、収益性を大きく向上させられます。
ロンドン・NY市場重複時間が最も有利
ゴールド取引において最もスプレッドが安定し、流動性が高いのは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する時間帯です。
市場重複時間(日本時間)
- 夏時間(3月下旬から10月下旬): 21時30分から翌2時
- 冬時間(10月下旬から3月下旬): 22時30分から翌3時
この時間帯は世界中のトレーダーが活発に取引しており、大口の機関投資家も参加しています。流動性が非常に高いため、スプレッドは最も狭い水準で推移し、約定もスムーズです。
KIWAMI極口座では1.2~1.5pips程度、スタンダード口座でも2.5~3.0pips程度の安定したスプレッドで取引できます。スキャルピングやデイトレードを行うなら、この時間帯を中心に取引戦略を組み立てるのが賢明です。
日本時間早朝のスプレッド拡大に注意
日本時間の早朝は、すべての主要市場がクローズしているため、ゴールドの流動性が極端に低下します。
避けるべき時間帯
- 夏時間: 5時から8時
- 冬時間: 6時から9時
この時間帯のスプレッドは、通常時の1.5から2倍に拡大します。具体的には、KIWAMI極口座でも2.5から3.0pips程度、スタンダード口座では5.0pips以上になることがあります。さらに、値動きも小さく、レンジ相場になりやすいため、スキャルピングなどの短期トレードでは十分な利益を得にくい環境です。
やむを得ずこの時間帯に取引する場合は、以下の対策が有効です。
- エントリーを見送り、次の市場オープンを待つ
- 指値注文を活用し、有利な価格でのエントリーを狙う
- スプレッド拡大分を考慮した広めの利益目標を設定する
- 早朝にポジションを持ち越す場合は、スプレッドコストを含めた損益計算を行う
週末クローズ前のポジション調整戦略
金曜日の市場クローズ前(夏時間は早朝6時、冬時間は早朝7時の約1時間前)は、週末リスクを避けるために多くのトレーダーがポジションを決済するため、スプレッドが拡大します。
この時間帯には、以下のような戦略的な対応が求められます。
短期トレーダーの場合
- クローズ1時間前までにすべてのポジションを決済
- 新規エントリーは控え、次週の市場オープンを待つ
中長期トレーダーの場合
- 週末を跨ぐリスクを評価し、ポジションサイズを調整
- 重要な経済イベントが週末に予定されている場合は決済を検討
- ストップロスを適切に設定し、窓開けリスクに備える
週末を跨いでポジションを保有する場合、月曜日の市場オープン時に価格が大きく飛ぶ「窓開け」が発生するリスクがあります。スプレッドの拡大だけでなく、この窓開けリスクも考慮した資金管理が必要です。
経済指標カレンダーの活用方法
スプレッド拡大を回避する最も効果的な方法は、経済指標カレンダーを定期的にチェックし、重要イベントの前後は取引を控えることです。
確認すべき主要経済指標
- 米国雇用統計(NFP): 毎月第1金曜日(日本時間21時30分または22時30分)
- FOMC政策金利: 年8回(日本時間で深夜3時または早朝4時)
- 米国CPI(消費者物価指数): 毎月中旬
- 米国GDP速報値: 四半期ごと
- 各国中央銀行の政策金利発表
これらの指標発表の30分前から30分後は、スプレッドが通常の3から5倍に拡大することがあります。発表時刻の前後は、新規エントリーを避け、既存ポジションの決済も慎重に判断すべきです。特に発表直後は値動きが激しく、スリッページによる想定外のコストが発生するリスクがあります。
XM公式サイトの「経済指標カレンダー」や、Investing.comなどの専門サイトで、事前に重要イベントをチェックする習慣をつけましょう。

じゃあ、夜の時間帯に取引するのが一番いいんだね

そうだね。日本時間の夜9時から深夜2時くらいが、スプレッドも狭くて取引しやすい時間帯だよ。逆に早朝や週末前は避けた方が無難だね。経済指標のスケジュールも事前にチェックしておくと、予期せぬスプレッド拡大を回避できるよ
スプレッド以外の重要な取引条件 – レバレッジ・証拠金・スワップ

ゴールド取引の収益性を左右するのは、スプレッドだけではありません。レバレッジ、必要証拠金、スワップポイント、ロット単位など、複数の要素が組み合わさって最終的な損益が決まります。
XMゴールドの最大レバレッジと証拠金計算
XMのゴールド取引では、最大1,000倍のレバレッジが利用できます。これは業界最高水準のレバレッジであり、少額資金で大きなポジションを持てることを意味します。
レバレッジ別の必要証拠金比較(ゴールド価格2,000ドルの場合)
| レバレッジ | 1ロット(100オンス)の必要証拠金 |
|---|---|
| 100倍 | 2,000ドル(約30万円) |
| 500倍 | 400ドル(約6万円) |
| 1,000倍 | 200ドル(約3万円) |
1,000倍レバレッジを使えば、わずか3万円の証拠金で20万ドル相当(ゴールド価格2,000ドル×100オンス)のポジションを持てます。ただし、高レバレッジは利益を拡大する一方で、損失も同じく拡大させるため、適切なリスク管理が不可欠です。
1ロットと1pipsの価値を正確に理解する
XMのゴールド取引では、口座タイプによって1ロットの単位が異なります。
口座タイプ別のロット単位
- スタンダード口座: 1ロット = 100オンス
- マイクロ口座: 1ロット = 1オンス(スタンダードの1/100)
- KIWAMI極口座: 1ロット = 100オンス
- ゼロ口座: 1ロット = 100オンス
ゴールド取引における1pipsの価値は、以下のように計算されます。
1pipsあたりの損益(スタンダード口座の場合)
- ゴールドの1pips = 0.1ドル
- 1ロット(100オンス): 0.1ドル × 100オンス = 10ドル
- 0.1ロット(10オンス): 0.1ドル × 10オンス = 1ドル
- 0.01ロット(1オンス): 0.1ドル × 1オンス = 0.1ドル
例えば、1ロットのポジションでゴールド価格が10ドル動いた場合、損益は1,000ドル(10ドル×100オンス)となります。この値動きをpipsで表すと100pips(10ドル÷0.1ドル)に相当するため、1pipsあたりの損益は10ドルです。
ゴールド取引におけるロット調整の重要性
XMでは、ゴールドの最小取引量を0.01ロット単位で調整できます。この柔軟性により、資金量やリスク許容度に応じた細かなポジションサイズ管理が可能です。
資金別の推奨ロット数(レバレッジ1,000倍の場合)
| 証拠金残高 | 推奨最大ロット | リスク許容度 |
|---|---|---|
| 5万円 | 0.05ロット | 資金の2% |
| 10万円 | 0.1ロット | 資金の2% |
| 30万円 | 0.3ロット | 資金の2% |
| 50万円 | 0.5ロット | 資金の2% |
初心者の場合は、証拠金残高の1~2%をリスクとして設定し、それに応じたロット数を計算するのが安全です。例えば、10万円の資金で2%(2,000円)のリスクを取る場合、ストップロスを20pipsに設定するなら、0.1ロットが適切な取引量となります。
スワップフリーの実質的なコストメリット
KIWAMI極口座のスワップフリー機能は、ポジションを数日以上保有するスイングトレーダーにとって大きなメリットです。
1ロットを1週間保有した場合のスワップコスト比較
| 口座タイプ | 買いスワップ | 売りスワップ | 1週間のコスト |
|---|---|---|---|
| スタンダード | -30ドル/日 | -15ドル/日 | -210ドル(買い) |
| KIWAMI極 | 0ドル | 0ドル | 0ドル |
スタンダード口座で買いポジションを1週間保有すると、約210ドル(約3万円)のスワップコストが発生します。これは、スプレッドコストの約70倍に相当する大きな負担です。
一方、KIWAMI極口座ならスワップフリーのため、保有期間を気にせず自分の戦略に集中できます。数日~数週間の中期保有を前提とする場合、スワップコストの有無は収益性に直結する重要な要素といえます。

レバレッジが高いと少ない資金で大きな取引ができるけど、その分リスクも高くなるんだ。適切なロット数を選んで、証拠金維持率に余裕を持たせることが重要だよ。スワップフリーのKIWAMI極口座なら、中長期保有でもコストを気にせず取引できるから、スイングトレードにも向いているね
XMゴールド取引でスプレッドコストを削減する5つの方法

スプレッドは取引コストの一部ですが、工夫次第で実質的な負担を軽減できます。ここでは、XMでゴールド取引を行う際に、スプレッドコストを削減する具体的な方法を5つ紹介します。
方法1: 流動性の高い時間帯に取引を集中させる
前述の通り、ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する時間帯は、スプレッドが最も狭く安定しています。この時間帯に取引を集中させることで、スプレッドコストを最小限に抑えられます。
実践的なタイムスケジュール
- 21時30分から翌2時(夏時間)または22時30分から翌3時(冬時間)に取引を行う
- 早朝や経済指標発表前後は取引を控える
- 月曜日の朝と金曜日のクローズ前は新規エントリーを避ける
この時間帯に取引できない場合は、指値注文や逆指値注文を活用し、有利な価格でのエントリーを狙うのも有効です。
方法2: KIWAMI極口座で低スプレッド取引を実現
KIWAMI極口座は、XMが提供する口座タイプの中で最もゴールドのスプレッドが狭く設定されています。スタンダード口座からKIWAMI極口座に切り替えるだけで、スプレッドコストを半分に削減できます。
コスト削減効果の具体例(1ロット取引の場合)
- スタンダード口座: 3.0pips = 30ドル
- KIWAMI極口座: 1.5pips = 15ドル
- 削減額: 15ドル(1回の取引あたり)
月に20回取引する場合、年間で3,000ドル(約45万円)のコスト削減になります。ただし、KIWAMI極口座は入金ボーナス対象外のため、ボーナスを活用したい場合はトレードオフを考慮する必要があります。
方法3: ロイヤルティプログラムでポイント還元を受ける
XMのロイヤルティプログラム(XMP)では、取引量に応じてポイントが貯まります。貯まったポイントは現金やボーナスクレジットに交換でき、実質的にスプレッドコストを相殺できます。
ランク別のポイント付与率
- Executive(初期ランク): 1ロットあたり10XMP
- Gold(30日以上): 1ロットあたり13XMP
- Diamond(60日以上): 1ロットあたり16XMP
- Elite(100日以上): 1ロットあたり20XMP
Eliteランクに達すると、1ロット取引あたり20XMP(約6.66ドル相当)が付与されます。これは、スタンダード口座のスプレッドコスト(30ドル)の約22%に相当します。
年間100ロット取引する場合、約666ドル分のポイント還元を受けられる計算です。長期的に取引を続けるトレーダーにとって、無視できないメリットといえます。
方法4: 入金ボーナスを証拠金として活用する
XMのスタンダード口座では、最大10,500ドルの入金ボーナスが受け取れます。このボーナスを証拠金として活用すれば、自己資金に対する実質的なスプレッドコストの割合を下げられます。
ボーナス活用時のコスト削減効果
- 自己資金10万円 + ボーナス5万円 = 実質証拠金15万円
- スプレッドコスト: 30ドル(約4,500円)
- 自己資金に対するコスト率: 約4.5%(ボーナスなしの場合と比べて約3割削減)
ボーナスはクッション機能として働くため、ロスカットラインにも余裕が生まれます。証拠金維持率を高く保ちながら取引できるため、リスク管理の観点からも有利です。
方法5: スキャルピング・デイトレードで保有時間を短縮
ゴールドはボラティリティが高く、短時間で大きな値動きが発生します。この特性を活かし、スキャルピングやデイトレードで保有時間を短縮すれば、スワップポイントのコストを回避できます。
短期トレードのメリット
- スワップポイントが発生しない(日を跨がない)
- 市場の急変リスクを最小化
- 短時間で利益確定できる
特にKIWAMI極口座では、スプレッドが狭いためスキャルピングに適しています。数pips~数十pipsの小さな値動きを狙う戦略でも、スプレッドコストを回収しやすい環境です。
ただし、短期トレードは取引回数が増えるため、トータルのスプレッドコストは増加します。1回あたりの取引での利益率を高め、勝率を維持することが重要です。

こうやって工夫すれば、スプレッドのコストをかなり抑えられるんだね

そうだよ。特に時間帯を選ぶことと、口座タイプを自分の取引スタイルに合わせることが大切なんだ。XMのロイヤルティプログラムやボーナスを上手に活用すれば、長期的に見てかなりのコスト削減になるよ
XMでゴールド取引を始める具体的手順

ここまでスプレッドや取引条件について解説してきましたが、実際にXMでゴールド取引を始めるには、いくつかの準備が必要です。口座開設から実際の取引開始まで、ステップバイステップで説明します。
ステップ1: XM口座開設と本人確認書類の提出
XMで取引を始めるには、まずリアル口座を開設する必要があります。口座開設は公式サイトから無料で行え、5~10分程度で完了します。
必要な情報
- 氏名、生年月日、住所などの個人情報
- メールアドレスと電話番号
- 口座タイプの選択(スタンダード、マイクロ、KIWAMI極、ゼロ)
- レバレッジの選択(最大1,000倍まで)
口座開設後は、本人確認書類の提出が必要です。以下の書類を用意しましょう。
必要書類
- 身分証明書: 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど
- 住所確認書類: 公共料金の請求書、銀行明細書、住民票など(発行から6ヶ月以内)
書類をアップロードすると、通常1営業日以内に承認され、入金や取引が可能になります。
ステップ2: MT4/MT5のダウンロードとログイン
XMの取引は、MetaTrader4(MT4)またはMetaTrader5(MT5)という取引プラットフォームを使用して行います。口座開設時に選択したプラットフォームをダウンロードしましょう。
ダウンロード手順
- XM公式サイトの「プラットフォーム」セクションにアクセス
- Windows、Mac、iOS、Android版から選択してダウンロード
- インストール後、口座開設時に発行されたログインIDとパスワードを入力
- サーバーを選択してログイン
MT4とMT5の主な違いは、MT5の方が新しく、チャート機能や時間足の種類が豊富な点です。初心者の場合は、より普及しているMT4を選ぶのが無難ですが、どちらを選んでもゴールド取引には問題ありません。
ステップ3: ゴールドチャートの表示方法
MT4/MT5にログインしたら、ゴールドのチャートを表示させます。
チャート表示の手順
- 画面上部の「表示」メニューから「気配値表示」を選択
- 気配値ウィンドウ内で右クリックし、「すべて表示」を選択
- リストから「GOLD」または「XAUUSD」を探す
- GOLDを右クリックし、「チャート表示」を選択
口座タイプによってシンボル名が異なる場合があります。
- スタンダード・マイクロ口座: GOLD
- KIWAMI極口座: GOLD#
- ゼロ口座: GOLD.
シンボル名を間違えるとチャートが表示されないため、自分の口座タイプに対応したシンボルを選びましょう。
ステップ4: 新規注文の出し方と注文タイプ
チャートが表示されたら、実際に注文を出してみましょう。MT4/MT5には複数の注文方法があります。
成行注文の出し方
- チャート上で右クリックし、「注文発注」→「新規注文」を選択
- 通貨ペア欄で「GOLD」を選択
- 数量(ロット数)を入力(例: 0.01ロット)
- 注文種別で「成行注文」を選択
- 「Buy(買い)」または「Sell(売り)」ボタンをクリック
指値・逆指値注文の出し方
- 新規注文画面で注文種別を「指値または逆指値注文」に変更
- 注文タイプを選択
- Buy Limit: 現在価格より低い価格での買い注文
- Sell Limit: 現在価格より高い価格での売り注文
- Buy Stop: 現在価格より高い価格での買い注文
- Sell Stop: 現在価格より低い価格での売り注文
- 価格を入力し、「発注」ボタンをクリック
初心者の場合は、まず少額(0.01ロット)で成行注文を試し、取引の流れを理解することをおすすめします。
ステップ5: 損切りと利益確定の設定
リスク管理の観点から、すべてのポジションに損切り(ストップロス)と利益確定(テイクプロフィット)を設定することが重要です。
損切り・利益確定の設定方法
- ターミナルウィンドウの「取引」タブで、保有中のポジションを右クリック
- 「注文変更または取消」を選択
- 決済逆指値(S/L)欄にストップロスの価格を入力
- 決済指値(T/P)欄にテイクプロフィットの価格を入力
- 「注文の変更」ボタンをクリック
一般的なリスク管理の目安として、1回の取引で許容する損失は証拠金の1~2%以内に抑えるのが推奨されます。例えば、10万円の証拠金なら、1回の損失は1,000~2,000円程度に設定します。

口座開設から実際の取引まで、思ったより簡単だろう?最初は少額のロット数で取引に慣れることが大切だよ。ストップロスは必ず設定して、リスク管理を徹底しようね
XMゴールドスプレッドに関するよくある質問

XMでゴールド取引を始める際に、多くのトレーダーが疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1: XMのゴールドスプレッドは他社と比べて広いですか?
A: KIWAMI極口座のスプレッド(平均1.5pips)は業界最狭水準ですが、スタンダード口座(平均3.0pips)は他社と比べてやや広めです。ただし、XMには入金ボーナスやロイヤルティプログラムがあり、これらを活用すれば実質的なコストを抑えられます。スプレッドだけでなく、総合的なコストパフォーマンスで判断することが重要です。
Q2: ゴールドのスプレッドはどの時間帯が最も狭いですか?
A: ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する時間帯(日本時間で夏時間21時30分から翌2時、冬時間22時30分から翌3時)が最もスプレッドが狭く、流動性も高い時間帯です。逆に早朝や週末前、経済指標発表時はスプレッドが拡大するため注意が必要です。
Q3: スプレッドが突然広がるのはなぜですか?
A: XMは変動スプレッド制を採用しているため、市場の流動性に応じてスプレッドが変動します。経済指標の発表時、早朝の流動性が低い時間帯、週末のクローズ前などは、市場参加者が減少するためスプレッドが拡大します。また、地政学的リスクや金融市場の混乱時にも急激に広がることがあります。
Q4: KIWAMI極口座とスタンダード口座、どちらがおすすめですか?
A: 取引スタイルによって異なります。スプレッドの狭さを最優先し、スワップフリーのメリットを活かしたい場合はKIWAMI極口座がおすすめです。一方、入金ボーナスやXMポイントを活用したい場合、総合的なコストパフォーマンスを重視するならスタンダード口座が適しています。
Q5: ゴールドの1pipsはいくらですか?
A: XMのゴールド取引では、1pipsは0.1ドルです。スタンダード口座の1ロット(100オンス)で取引する場合、1pipsの値動きで10ドルの損益が発生します。0.1ロットなら1ドル、0.01ロットなら0.1ドルです。マイクロ口座の1ロット(1オンス)では、1pipsあたり0.1ドルの損益となります。
Q6: ゴールドの取引時間は?
A: XMのゴールド取引時間は以下の通りです。
- 夏時間(3月下旬から10月下旬): 月曜日7時5分から土曜日5時50分(金曜日は5時50分)
- 冬時間(10月下旬から3月下旬): 月曜日8時5分から土曜日6時50分(金曜日は6時50分)
取引は月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、ほぼ24時間可能です。ただし、毎日約1時間のメンテナンス休止時間があり、日本時間の早朝(夏時間5:50~7:05、冬時間6:50~8:05)は休場となります。
Q7: ゴールドは1日に何pips動きますか?
A: ゴールドの1日の平均的な値動きは、市場の状況によって大きく異なりますが、通常時で100~300pips(10~30ドル)程度です。ボラティリティが高い時期には500pips(50ドル)以上動くこともあります。この値動きの大きさが、ゴールド取引の魅力であると同時にリスクでもあります。
Q8: XMでゴールドが取引できない理由は?
A: 主な原因は以下の4つです。
- 取引時間外(月曜日朝のオープン前、土曜日のクローズ後)
- 市場が祝日で休場している
- XMがメンテナンスを行っている
- MT4/MT5でシンボル選択を間違えている(口座タイプごとにシンボルが異なる)
特に口座タイプに対応したシンボル(GOLD、GOLD#、GOLD.など)を選択しているか確認しましょう。

こうして見ると、スプレッド以外にも考えることがたくさんあるんだね

そうなんだ。でも一度理解してしまえば、あとは自分の取引スタイルに合わせて最適な設定を選ぶだけだよ。最初は少額で試しながら、徐々に慣れていくことが大切だね
まとめ
XMのゴールドスプレッドは、口座タイプによって大きく異なります。KIWAMI極口座の平均1.5pipsは業界最狭水準であり、スプレッドを重視するトレーダーに最適です。一方、スタンダード口座は平均3.0pipsとやや広めですが、入金ボーナスやロイヤルティプログラムを活用すれば、実質的な取引コストを抑えられます。
スプレッドは時間帯や市場の状況によって変動します。ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する日本時間の夜間が最も狭く安定しており、逆に早朝や経済指標発表時は拡大します。流動性の高い時間帯に取引を集中させることで、不利なエントリーを避けられます。
ゴールド取引では、スプレッドだけでなくレバレッジ、スワップポイント、必要証拠金など、複数の要素を総合的に評価することが重要です。特にKIWAMI極口座のスワップフリー機能は、中長期保有を前提とするトレーダーにとって大きなコストメリットとなります。
XMでゴールド取引を始めるには、口座開設、MT4/MT5のダウンロード、チャート表示、注文方法の理解が必要です。初心者の場合は、少額のロット数から始め、損切りと利益確定を必ず設定することでリスクを管理しましょう。
ゴールドは値動きが大きく、短期間で大きな利益を狙える魅力的な銘柄です。スプレッドコストを理解し、適切な口座選択と時間帯の選定を行えば、効率的に収益を上げられる可能性が高まります。XMの最大1,000倍レバレッジとボーナス制度を活用し、戦略的なゴールド取引を実現してください。













