
XMでトレードを始めたいんだけど、ロット計算が全然わからなくて…

大丈夫!ロット計算は最初は複雑に見えるけど、基本を押さえれば意外と簡単だよ。一緒にステップバイステップで学んでいこう!
XMTrading(エックスエム)でFX取引を始める際、多くのトレーダーが最初に戸惑うのがロット数の計算です。「1ロットはいくらなのか」「どのくらいの証拠金が必要なのか」「損益はどう計算するのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
ロット計算を正確に理解することは、リスク管理の観点からも極めて重要です。適切なロット数で取引することで、資金を守りながら効率的に利益を追求できます。本記事では、XMにおけるロット計算の基礎から実践的な活用方法まで、FXのスペシャリスト目線で詳しく解説していきます。
XMのロット計算の基礎知識

XMでのトレードを成功させるためには、ロット計算を正確に理解する必要があります。ロット数を適切に設定することで、自身のリスク許容度や資金量に応じた取引が可能になり、資金を守りながら効率的に利益を追求できます。国内FX業者と海外FX業者では単位が異なる場合があるため、特に初めてXMを利用する方は注意が必要です。
ロットとは何か
ロット(Lot)は、FX取引における標準的な取引単位を指します。XMTradingでは、基本的に1ロット=10万通貨として設定されています。例えば、USD/JPY(米ドル/円)を1ロット取引する場合、10万ドル分の取引を行うことになります。
この単位は、個人投資家が少額の証拠金で大きな取引を可能にするレバレッジ取引において、取引量を管理しやすくするために設定されています。ロット数を調整することで、自身のリスク許容度や資金量に応じた取引が可能になります。
XMにおけるロットの種類と特徴
XMでは口座タイプによってロットの通貨単位が異なります。この違いを理解することは、自分の資金量やトレードスタイルに合った口座を選択する上で重要です。詳細な設定については次のセクションで解説します。
マイクロ口座の存在は、FX初心者や少額から始めたいトレーダーにとって大きなメリットです。最小10通貨から取引できるため、リスクを最小限に抑えながら実践経験を積むことができます。
最大ロット数と最大ポジション数の違い
ロット計算を学ぶ上で理解しておきたいのが、最大ロット数と最大ポジション数の違いです。最大ロット数は1回の注文でエントリーできる上限を指し、最大ポジション数は同時に保有できるポジションの総数を指します。
つまり、1回の注文に上限があっても、複数回に分けて注文すれば、合計でより多くのポジションを同時に保有できるという仕組みです。この制限を理解しておくことで、大口の取引を行う際にも計画的にポジションを構築できます。ただし、証拠金維持率には常に注意が必要です。
XM口座タイプ別のロット数と通貨単位

XMTradingでは複数の口座タイプが用意されており、それぞれロット数の設定が異なります。取引スタイルや資金量に応じて最適な口座を選択することが、効率的なトレードの第一歩となります。各口座タイプの特徴を正確に把握し、自分に合った環境で取引を始めましょう。
口座タイプごとの最小・最大ロット数
XMの各口座タイプにおけるロット数の設定を整理すると、以下のようになります。
| 口座タイプ | 1ロットの通貨単位 | 最小ロット | 最大ロット(1回の注文) | 最大ポジション数 | 最大レバレッジ |
|---|---|---|---|---|---|
| スタンダード口座 | 10万通貨 | 0.01ロット(1,000通貨) | 50ロット | 200ポジション | 1000倍 |
| マイクロ口座 | 1,000通貨 | MT4: 0.01ロット(10通貨) MT5: 0.1ロット(100通貨) | 100ロット | 200ポジション | 1000倍 |
| KIWAMI極口座 | 10万通貨 | 0.01ロット(1,000通貨) | 50ロット | 200ポジション | 1000倍 |
| ゼロ口座 | 10万通貨 | 0.01ロット(1,000通貨) | 50ロット | 200ポジション | 500倍 |
スタンダード口座は、ボーナスも利用可能なため多くのトレーダーに選ばれています。
マイクロ口座は初心者や少額取引向けで、リスクを最小限に抑えながら取引の練習ができます。ただし、MT5を使用する場合は最小ロットが0.1ロット(100通貨)となる点に注意が必要です。
KIWAMI極口座はメジャー通貨ペアと貴金属(ゴールド・シルバー)でスワップフリー、かつ低スプレッドという特徴があり、スキャルピングやデイトレードに適しています。
ゼロ口座は最大レバレッジが500倍と他口座より低めに設定されている点に注意が必要ですが、取引手数料が発生する代わりにスプレッドが極めて狭いため、頻繁に取引を行うトレーダーに人気です。
※上記の仕様はXMTrading公式の口座タイプ仕様に基づいています。最新の情報は必ずXM公式サイトでご確認ください。
銘柄別の1ロットあたりの取引量
XMでは通貨ペアだけでなく、貴金属、株価指数、エネルギー、仮想通貨など多様な銘柄を取引できます。それぞれの銘柄で1ロットあたりの取引量が異なるため、正確に理解しておく必要があります。
| 銘柄カテゴリ | 1ロットの取引量 | 代表的な銘柄例 |
|---|---|---|
| FX通貨ペア | 10万通貨 | USD/JPY、EUR/USD、GBP/JPYなど |
| 貴金属 | 100オンス(ゴールド) 5,000オンス(シルバー) | GOLD(金)、SILVER(銀) |
| 株価指数CFD | 1契約 | JP225(日経225)、US30(ダウ)など |
| エネルギーCFD | 100バレル ※現物・先物で異なる場合あり | 原油(WTI、Brent)など |
| 仮想通貨CFD | 1コイン ※銘柄により異なる | BTCUSD(ビットコイン)など |
| 株式CFD | 1株 | 個別株式 |
| コモディティ | 銘柄により異なる | コーヒー、砂糖、小麦など |
特に注意が必要なのは、ゴールド(金)の取引です。XMでは1ロット=100オンスとなっており、価格変動が大きいため、少ないロット数でも大きな損益が発生します。初心者がゴールドを取引する際は、まず0.01ロットなど小さなロット数から始めることを強く推奨します。
※貴金属・エネルギー・株価指数CFDなどの契約サイズは、XM公式サイトの各商品仕様ページでご確認いただけます。特に株価指数CFDは、証拠金計算に口座レバレッジではなく銘柄ごとの証拠金率が適用される点にご注意ください。

銘柄によって1ロットの量が全然違うんだね!

そうなんだ。だからFX通貨ペアの感覚でゴールドを取引すると、想定外の損失が出ることもあるから注意が必要だよ。各銘柄の特性を理解してから取引を始めよう
XMのロット計算方法【必要証拠金・損益】

ロットの基礎を理解したら、次は実際の計算方法を学びましょう。XMでトレードする際に必要となる証拠金の額や、取引による損益の計算は、リスク管理の要となります。計算式を覚えることで、トレード前に予想される損益を把握し、より戦略的な取引が可能になります。
必要証拠金の計算式
必要証拠金とは、ポジションを保有するために口座に必要な最低限の資金のことです。XMではレバレッジを利用することで、実際の取引額よりも少ない証拠金で取引できます。
FX通貨ペアの必要証拠金は、以下の計算式で求められます。
必要証拠金 = ロット数 × 契約サイズ × 市場価格 ÷ レバレッジ
具体的な計算例を見てみましょう。USD/JPY(米ドル/円)が1ドル=150円、レバレッジが1000倍(スタンダード/マイクロ/KIWAMI極口座の場合)の条件で、1ロット(10万通貨)を取引する場合を考えます。
必要証拠金 = 1ロット × 100,000通貨 × 150円 ÷ 1000 = 15,000円
つまり、15,000円の証拠金があれば、1,500万円相当の取引が可能になるということです。レバレッジが高いほど必要証拠金は少なくて済みますが、その分リスクも高まるため、資金管理には十分な注意が必要です。
※注意:ゼロ口座の最大レバレッジは500倍のため、同じ条件で1ロット取引する場合、必要証拠金は30,000円となります。
CFD商品の必要証拠金計算
株価指数や貴金属などのCFD商品の場合、計算式は以下のようになります。
必要証拠金 = ロット数 × 契約サイズ × 市場価格 ÷ レバレッジ
例えば、ゴールド(GOLD)が1オンス=2,000ドル、レバレッジ1000倍の場合、0.1ロット(10オンス)を取引する場合の必要証拠金を計算してみます。
必要証拠金 = 0.1ロット × 100オンス × 2,000ドル ÷ 1000 = 20ドル(約3,000円)
CFD商品は銘柄ごとに最大レバレッジや証拠金要件が異なるため、XMの公式サイトや取引プラットフォームMT4/MT5で確認することが重要です。特に貴金属は最大レバレッジ1000倍で取引できますが、銘柄によって異なる場合があります。
1pipsの損益計算方法
FX取引では、価格変動を「pips(ピップス)」という単位で表します。1pipsの価値を理解することで、損益の予測が容易になります。
FX通貨ペアの場合、1pipsの損益は以下の式で計算できます。
1pipsの損益 = ロット数 × 契約サイズ × 0.01(または0.0001)
USD/JPYなど円建て通貨ペアの場合、1pips = 0.01円です。1ロット(10万通貨)の場合、1pipsの価格変動による損益は、1 × 100,000 × 0.01 = 1,000円となります。0.1ロットなら100円、0.01ロットなら10円です。
EUR/USDなどドル建て通貨ペアの場合、1pips = 0.0001ドルです。1ロットで1pips動くと10ドル(約1,500円)の損益が発生します。
| ロット数 | USD/JPYの1pips損益 | EUR/USDの1pips損益(円換算) |
|---|---|---|
| 1.0ロット | 1,000円 | 約1,500円 |
| 0.1ロット | 100円 | 約150円 |
| 0.01ロット | 10円 | 約15円 |
この計算式を覚えておくことで、エントリー前にストップロス(損切り)やテイクプロフィット(利益確定)の位置を決める際、予想される損益額を瞬時に把握できます。
実践的な計算シミュレーション
ここで、実際のトレードシーンを想定した計算例を見てみましょう。
【シミュレーション例】
・口座タイプ:スタンダード口座(最大レバレッジ1000倍)
・口座残高:10万円
・取引銘柄:USD/JPY
・現在レート:1ドル=150円
・レバレッジ:1000倍
・取引ロット数:0.5ロット(5万通貨)
・想定される価格変動:30pips
必要証拠金の計算:
0.5 × 100,000 × 150 ÷ 1000 = 7,500円
30pips変動時の損益:
0.5 × 100,000 × 0.01 × 30 = 15,000円
この例では、7,500円の証拠金で取引を始め、30pipsの利益確定で15,000円の利益、または30pipsの損切りで15,000円の損失となります。証拠金維持率を考慮すると、10万円の口座残高に対して0.5ロットは適切な範囲内と言えます。なお、XMのロスカット水準は証拠金維持率20%です。証拠金維持率がこの水準を下回ると、自動的にポジションが決済されるため、常に監視が必要です。

計算式は複雑に見えるけど、何度か実際に計算してみると自然に身につくよ。トレード前に必ず損益シミュレーションをする習慣をつけることが、長期的な成功の鍵なんだ
XMのロット計算ツールの活用法

ロット計算を手動で行うことも重要ですが、XMでは便利な計算ツールが複数用意されています。これらのツールを活用することで、複雑な計算も瞬時に行え、トレードの効率が大幅に向上します。特に複数の銘柄を取引する場合や、レバレッジを変更する際には、計算ツールの利用が欠かせません。
XM公式の証拠金計算機の使い方
XMTradingの公式サイトには、無料で利用できる証拠金計算機が提供されています。このツールを使えば、複雑な計算式を覚えなくても、必要な証拠金を即座に算出できます。
証拠金計算機の使用手順は以下の通りです。
1. 口座の基本通貨を選択
日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)などから選択します。日本在住の方は通常JPYを選択します。
2. 通貨ペアまたは銘柄を選択
取引したい通貨ペア(例:USD/JPY)や、貴金属(GOLD)、株価指数(JP225)などを選択します。
3. ロット数を入力
取引予定のロット数を入力します。0.01ロットから入力可能です。
4. レバレッジを選択
口座のレバレッジ設定(1000倍、888倍、500倍など)を選択します。
5. 計算ボタンをクリック
入力が完了したら、計算ボタンをクリックすると、必要証拠金が表示されます。
この計算機は、市場価格がリアルタイムで反映されるため、常に正確な必要証拠金を確認できます。複数のシナリオを試して比較することも簡単なので、トレード計画を立てる際に活用してください。
損益計算機の利用方法とメリット
XMの損益計算機は、取引による損益を事前にシミュレーションできる優れたツールです。エントリー価格とエグジット価格を入力するだけで、予想される損益額が瞬時に表示されます。
損益計算機の入力項目は以下の通りです。
- 口座の基本通貨
- 通貨ペアまたは銘柄
- ロット数
- エントリー価格(建値)
- エグジット価格(決済価格)
- ポジションの方向(買いまたは売り)
例えば、USD/JPYを150.00円で1ロット買い、150.50円で利益確定する場合、損益計算機に入力すると、50pipsの利益=50,000円という結果が即座に表示されます。
この機能の最大のメリットは、トレード前にリスクリワード比率を明確にできる点です。損切りラインと利益確定ラインをそれぞれ計算し、リスクに対するリターンが適切かどうかを判断材料にできます。プロのトレーダーの多くは、リスクリワード比率が1:2以上(リスク1に対してリターン2以上)になるトレードのみを行うという規律を持っています。
MT4/MT5の計算機能とその活用
XMの取引プラットフォームであるMT4(MetaTrader 4)やMT5(MetaTrader 5)にも、便利な計算機能が搭載されています。
MT4/MT5では、新規注文画面でロット数を入力すると、必要証拠金が自動的に表示されます。また、ターミナルウィンドウの「取引」タブでは、保有中のポジションの現在の損益がリアルタイムで更新されます。これにより、証拠金維持率の変化も常に把握できます。
さらに、MT4/MT5では取引量(ロット数)を細かく調整できるため、自分の資金量に応じた最適なロット数での取引が可能です。ワンクリック取引機能を有効にすれば、チャート上で直接ロット数を指定して、素早く注文を出すこともできます。
特に便利なのが、「証拠金レベル」のモニタリング機能です。ターミナルウィンドウには有効証拠金、必要証拠金、余剰証拠金、証拠金維持率などが常に表示されており、ロスカットのリスクを事前に察知できます。XMのロスカット水準は証拠金維持率20%以下なので、この数値を常に監視することが重要です。
外部の便利なロット計算ツール
XM公式ツール以外にも、トレーダーに人気の外部ロット計算ツールがあります。
特に注目すべきは、リスク管理に特化した計算ツールです。これらのツールでは、許容リスク額から逆算して適切なロット数を算出できます。計算式は以下の通りです。
適切なロット数 = (口座残高 × リスク率)÷(ストップロスのpips数 × 1pipsあたりの価値)
このように、リスクベースでロット数を決定することで、感情に左右されない一貫したトレードが可能になります。具体的な活用方法については、次のセクション「XMのロット数を決める際の注意点」で詳しく解説します。
XMのロット数を決める際の注意点

ロット計算の方法を理解した後は、実際の取引でどのようにロット数を決定するかが重要になります。適切なロット数は、単に計算式だけで決まるものではありません。資金管理、リスク許容度、トレードスタイル、市場環境など、多角的な視点から判断する必要があります。
リスク管理に基づくロット数の設定
プロのトレーダーが最も重視するのは、リスク管理に基づいたロット数の決定です。一般的に推奨されるリスク管理のルールは、1回のトレードで口座資金の1〜2%を超えるリスクを取らないというものです。
10万円の口座資金で2%ルールを適用する場合、1回のトレードで許容できる最大損失は2,000円となります。ストップロスを30pipsに設定する場合、USD/JPYでは0.06〜0.07ロット程度が適切なロット数ということになります。
多くの初心者が犯す失敗は、証拠金いっぱいまでロット数を増やしてしまうことです。レバレッジ1000倍で10万円の証拠金があれば、理論上は6〜7ロット程度のポジションを持つことができますが、これは極めて危険です。わずか20〜30pipsの逆行で大きな含み損を抱え、証拠金維持率が急低下してロスカットのリスクが高まります。
レバレッジとロット数の関係性
XMでは口座タイプによって最大レバレッジが異なります。スタンダード口座、マイクロ口座、KIWAMI極口座では最大1000倍、ゼロ口座では最大500倍のレバレッジが利用できます。高レバレッジは諸刃の剣で、レバレッジが高いほど少ない証拠金で大きなロット数を取引できますが、その分、価格変動による損益の振れ幅も大きくなります。
重要なのは、レバレッジを「資金効率を上げるツール」として正しく理解することです。高レバレッジだからといって、常に大きなロット数で取引する必要はありません。むしろ、高レバレッジは必要証拠金を抑えることで、余剰資金を確保し、証拠金維持率に余裕を持たせるために活用すべきです。
同じロット数を取引する場合でも、レバレッジが高ければ必要証拠金は少なく済みます。例えば、前述の計算例(USD/JPY=150円で1ロット)では、レバレッジ1000倍なら約15,000円の証拠金で済みますが、レバレッジ100倍では150,000円必要になります。取引量は同じ1ロットですが、証拠金維持率に大きな差が出ます。高レバレッジを利用することで、より安全なマージンを確保できるというメリットがあるのです。
トレードスタイル別の適切なロット数
トレードスタイルによっても、適切なロット数は変わってきます。主なトレードスタイルとロット数の考え方を整理しましょう。
スキャルピング(超短期取引)
数pips〜10pips程度の小さな値動きを狙うスキャルピングでは、比較的大きなロット数で取引することが多くなります。1回あたりの利益は小さいですが、取引回数を増やすことで利益を積み上げます。ただし、スプレッドコストが利益を圧迫しやすいため、ゼロ口座やKIWAMI極口座など、低スプレッドの口座が適しています。
デイトレード(短期取引)
数十pips〜100pips程度を狙うデイトレードでは、中程度のロット数が一般的です。1日の中で複数回の取引機会があるため、1回のトレードでのリスクは口座資金の1〜2%に抑えることが推奨されます。
スイングトレード(中期取引)
数日から数週間ポジションを保有するスイングトレードでは、ロット数は控えめに設定します。長期保有する分、価格変動の幅も大きくなるため、証拠金維持率に余裕を持たせることが重要です。また、スワップポイントの影響も考慮する必要があります。
ボラティリティを考慮したロット数調整
市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)によっても、ロット数を調整すべきです。経済指標の発表時や重要なニュース発表時には、通常よりも価格変動が激しくなります。このような局面では、ロット数を減らしてリスクを抑えることが賢明です。
また、取引する通貨ペアのボラティリティも考慮が必要です。例えば、GBP/JPY(ポンド/円)はUSD/JPYに比べて値動きが激しく、同じロット数でも損益の振れ幅が大きくなります。ボラティリティが高い通貨ペアを取引する際は、ロット数を減らすか、ストップロスの幅を広げるなどの調整が必要です。

ロット数って、計算だけじゃなくて色々考えないといけないんだね

その通り!計算はあくまで基礎で、実際には資金管理、トレードスタイル、市場環境など総合的に判断するんだ。最初は小さなロットから始めて、徐々に自分に合ったロット数を見つけていこう
XMのロット計算に関するよくある質問

XMのロット計算について、多くのトレーダーから寄せられる質問をまとめました。初心者がつまずきやすいポイントや、実践的な疑問に対する回答を提供します。
XMの1ロットは何通貨ですか?
基本的に1ロット=10万通貨です(マイクロ口座のみ1,000通貨)。ただし銘柄によって異なり、ゴールドは100オンス、株価指数は1契約などとなっています。
※重要:マイクロ口座の最小ロットは取引プラットフォームによって異なります。MT4では0.01ロット(10通貨)、MT5では0.1ロット(100通貨)から取引可能です。詳細は「口座タイプ別のロット数と通貨単位」のセクションをご確認ください。
最大ロット数で取引するとレバレッジに影響はありますか?
XMでは、口座残高や保有ポジションの合計によって、レバレッジ制限が適用される場合があります。具体的には、有効証拠金が4万ドル(約600万円)を超えると、最大レバレッジが1000倍から500倍に制限されます。さらに、8万ドル(約1,200万円)を超えると200倍に、20万ドル(約3,000万円)を超えると100倍に制限されます。
大口の取引を行う際は、このレバレッジ制限により必要証拠金が増加するため、証拠金維持率の管理により一層の注意が必要になります。
XMのゴールド(金)の必要証拠金はいくらですか?
ゴールドの必要証拠金は、市場価格やレバレッジによって変動します。例えば、ゴールドが1オンス=2,000ドル、レバレッジが1000倍の場合、0.1ロット(10オンス)の必要証拠金は約3,000円程度です(1ドル=150円換算)。
ただし、ゴールドはボラティリティが高く、1日で数十ドル動くこともあります。0.1ロットでも10ドルの変動で約15,000円の損益が発生するため、初心者は0.01ロットなど、より小さなロット数から始めることを推奨します。
ロット数を途中で変更することはできますか?
既に保有しているポジションのロット数を変更することはできません。ロット数を増やしたい場合は追加で新規注文を出し、減らしたい場合は一部決済を行う必要があります。
一部決済とは、保有ポジションの一部だけを決済する機能です。例えば、1ロットのポジションを保有していて、0.5ロットだけ決済することで、利益を確定しながら残り0.5ロットはトレンドに乗せ続けるといった戦略が可能になります。
XMで1万円あれば何ロット取引できますか?
1万円の証拠金で取引できるロット数は、通貨ペアの価格とレバレッジによって決まります。理論上の計算では、レバレッジ1000倍の場合、主要通貨ペアで約0.6〜0.7ロット程度まで取引可能です。
しかし、証拠金ギリギリでの取引は極めて危険です。わずかな逆行でロスカットされる可能性が高いため、実際には0.05〜0.1ロット程度に抑え、証拠金維持率に十分な余裕を持たせることを強く推奨します。安全なトレードのためには、証拠金維持率を最低でも500%以上、できれば1000%以上に保つことが理想的です。
最小ロットで取引するメリットは何ですか?
最小ロット(0.01ロット)での取引には、いくつかの重要なメリットがあります。まず、リスクを最小限に抑えながら実践経験を積めることです。FX初心者は、まず相場の動きを体感し、取引プラットフォームの操作に慣れることが重要です。
また、新しい手法やストラテジーを試す際にも、最小ロットでのテスト取引が有効です。デモ口座では実際の資金を使わないため、心理的なプレッシャーが異なります。少額でもリアルマネーを使うことで、より実践的な経験を積むことができます。
複数ポジションを持つ場合のロット計算はどうすればよいですか?
複数のポジションを同時に保有する場合、それぞれのポジションで必要な証拠金の合計を考慮する必要があります。XMでは最大200ポジションまで保有できますが、すべてのポジションの必要証拠金の合計が、有効証拠金を超えないよう管理しなければなりません。
また、相関性の高い通貨ペアで複数ポジションを持つ場合は、実質的なリスクが増大します。例えば、USD/JPYとEUR/USDで同方向のポジションを持つと、ドル高(ドル安)に対するリスクが倍増します。分散投資のつもりが集中リスクになっていないか、常に確認することが重要です。
まとめ
XMのロット計算について、基礎から実践的な活用方法まで詳しく解説してきました。ここで重要なポイントをまとめます。
ロット計算の基本
XMでは1ロット=10万通貨が基本ですが、マイクロ口座では1ロット=1,000通貨です。また、銘柄によって1ロットあたりの取引量が異なるため、取引前に必ず確認しましょう。マイクロ口座でMT5を使用する場合は最小ロットが0.1ロット(100通貨)となる点にも注意が必要です。
口座タイプによる違い
最大レバレッジは口座タイプによって異なり、スタンダード・マイクロ・KIWAMI極口座は1000倍、ゼロ口座は500倍です。また、有効証拠金が4万ドルを超えると500倍、8万ドルを超えると200倍、20万ドルを超えると100倍へと段階的に制限されます(ゼロ口座は8万ドルから制限開始)。1回の最大ロット数や建玉上限200ポジションなど、詳細な仕様はXM公式サイトでご確認ください。
必要証拠金と損益の計算
必要証拠金はロット数、市場価格、レバレッジから計算できます。1pipsの損益も計算式を覚えることで、トレード前にリスクとリターンを明確に把握できます。XM公式の計算ツールを活用すれば、複雑な計算も瞬時に行えます。
適切なロット数の決定
ロット数は単に計算式だけでなく、リスク管理、トレードスタイル、市場環境を総合的に考慮して決定します。1回のトレードで口座資金の1〜2%を超えるリスクを取らないことが、長期的な成功の鍵となります。
継続的な学習と実践
ロット計算は理論だけでなく、実践を通じて身につけることが重要です。まずは最小ロットから始め、徐々に自分に適したロット数を見つけていきましょう。そして、常に証拠金維持率を監視し、ロスカットのリスクを回避することを忘れないでください。

XMでのFX取引において、ロット計算を正確に理解し、適切に運用することは、成功への第一歩です。本記事で学んだ知識を活かし、計画的で規律あるトレードを実践していきましょう!










